何回観ても、条件反射の如く泣いてしまう映画 ・・・ 私にとってそれは、黒木瞳が主演した「東京タワ-」なのです。
何が理由なのか、自分でも不思議な程なのですが、幾度観ても、その都度感情移入してしまい、涙が止まりません。
あの映画には「人妻だって恋したい」という気持ちを、何だか許容してもらえたみたいで、心が癒されるのです。
実は私は数年前まで、1人の若い男性と不倫関係を持っていたのです。
当時私は既に40歳で、相手は23歳の若者だったのですが、真剣に彼に恋心を抱き、のめり込んでしまっていたのでした。
ですが彼はとある事情が生じ、突然引越してしまったのです。
どうやら家族の借金も膨大で、キチンと別れを告げ合う事も出来ぬまま、私の前から去ってしまったのでした。
それ以来、私はこうして自宅で映画を観る事ぐらいが唯一の楽しみとなり、毎日仕事と家事と旦那との時間だけを、繰り返すばかりです。
今でも「人妻でも恋したって構わないじゃない」という思いを胸に、それでも映画に感情移入出来れば、それで十分だと、
自分に言い聞かせているのです。
彼を今でも恋しく思う事もありますが、これを他の誰にも話す事は出来ませんし、そんな感情を表に出す事すらも、許されないのでしょう。
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泣いてしまう映画
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